オペラ稽古『奥様女中』

団長ブログ

先週末は2日間ともオペラの稽古が静岡市でありました。

土曜日は、先日のブログで書いた『黒船』。

そして日曜日はペルゴレージ作曲『奥様女中』です。

衣装とカツラが恐ろしく似合っていない

このオペラは、私が演じる金持ちの独身主人(ウベルト)と、その女中(セルピーナ)の2人がひたすら舞台上で歌います。本来は、曲と曲の合間にレチタィーボ・セッコというチェンバロの和音上でイタリア語を歌う(語る)のですが、今回の公演では、その部分は日本語によるお芝居(セリフ)に置き換えて進行します。(歌はイタリア語です)

何しろ、ず~っと出ずっぱりなので、喋る量も多いし、歌もアリア3曲、デュエット3曲あります。

まあ、歌は覚えるのも慣れているので大丈夫なのですが、日本語のセリフがなかなか大変で苦労しています・・・

これはレチタティーボの部分。今回はこれを日本語のセリフ劇にします。個人的にはイタリア語のレチタティーボの方が100倍やりやすい。

なお、オーケストラは古楽器アンサンブルのため、現代のピッチよりも半音低いです。つまり、楽譜上、「ド」の音で書かれた音は、現代のピッチで「シ」になるということ。歌を譜読みするときも、現代のピアノで音を取るなら、全ての音を半音下に読み替えをします。最初は少し戸惑いましたが、音取が終われば平気です。

これは歌の楽譜。ピアノで音取りするときは、これを半音下に読み替えます。

今回は、プログラムの後半がこの『奥様女中』。前半は古楽器アンサンブルによる器楽曲が演奏されます。いろいろ楽しめる公演となっておりますので、聴きに来て下さる方は、私までお声かけください。

日時:2024年9月1日(日) 13:30開場  14:00開演

場所:浜松市地域情報センター(浜松市中央区1-12-7)

入場料:2,000円(一般)  1,000円(高校生以下)

タイトルとURLをコピーしました